内資の企業に勤めたい?

外資系に勤めていると、友人から国内の企業に勤めたいか聞かれることがたまにあります。
どちらがいいのかは人それぞれですが、
ぼくは外資系が合っているなと思います。
理由は以下の通り。

ON/OFFがハッキリしているから。
ぼくは人付き合いがそこまで得意ではないので、
仕事が終わればぱっぱと帰って自分の趣味に没頭したいし、休みなら連絡ももらいたくありません。
外資系だと割とそこは皆意識していて、プライベートの時間を大切にしているし、休みの同僚にいちいち連絡してくるバカも滅多にいないです。

ミーティングの終わりが明確だから
皆だらだらと話すのを嫌います。
時間内にぱっぱと結論まで持っていく。
完璧なんてものはありませんから、時間内で議論できる内容で決めていくことが基本です。
反論があるならしっかりと準備して望みましょう。文句がスキルの野党じゃないんだから。

多様性を受け入れている
みんな違うというとこをとにかく重視しています。
人種、性別、考え方など。
もちろんぼくも偏見はありますけど、自分とは違うんだということを認めるからお互いに尊重しあえるのではないでしょうか。

まぁこんなところが好きです。

外資系は実力主義?

巷では外資系は実力主義とよく耳にします。
本当でしょうか?

もちろん、会社にもよりますが、
少なくとも私のいる会社は実力主義の要素もありつつ、年功序列、勤続年数主義の要素がより強い印象です。

たとえば、
チームに30中盤のおっさん、
20代の若手がいる場合、
いくら実力が若手の方が高かろうと、会社としては若手を上にあげる事に躊躇しているようすが伺えます。

おっさんは実力がないので上には上がれませんが、若手は実力があるにも関わらず、おっさんの割をくって上がれない、モチベーションが下がる。
おっさんは上がれないけど、自分の方が上だと勝手に思い込み、なんで上がらないんだと文句をいう。
こんな仕上がりです。

会社を見渡せば、
明らかに無能のおっさんがマネジメントにいる。
よって優秀な若手は上がらない、辞めていく。

よくある光景です。
外資系だからといっても優秀な人なんて一握り。
大半は使えない人材の宝庫です。

大事なのは、その無能な上司のご機嫌を伺うことが組織に残る方法でしょう。

優秀な上司の下で働けたらラッキーくらいに思う方が健全です。

英語の勉強法

外資系に勤めているわけですから、僕も少しは英語を話せます。一般的な日本人からしたら、とても流暢に話せると思われるレベルですが、ネイティブからしたら、何言ってるのかたまに分からないレベルです。

僕はアメリカの大学を卒業しているので当時は普通に話せました。その後15年以上は全く話さなかったので完全に忘れ、大体1年位のリハビリで元に戻った感じです。

勉強法はその辺の人が話している日本語をどんどん心の中で英語に訳してみることをしてました。電車のなか、会議などとにかく訳してみる。訳せないものは調べるの繰り返し。一人でもテキストなくても出来ますよ。お金もかかりませんしね。

外資系で必要な英語力

外資系では基本的に英語は必須です。国内でしたら現場仕事では日本人が多いでしょうから必要ありませんが、出世は見込めません。

それに、ある日グローバルの方針が代わり、英語を使えない人は降格かクビなんてことも。話せないということが簡単にクビにする理由になるのです。

ある日から上司が外国人になり英語必須になる。社内のドキュメントなど全て英語になるなんてザラにありますよ。

英語が話せないのに外資系に入れても浮かれてないで、必ず身につける努力はしましょう。

外資系のプレッシャー その2

外資系のプレッシャーってイメージしにくいでしょうか。ブラック企業の圧迫とか怒鳴り散らされる訳ではないのです。

外資系のマネジメントは大抵世界的にも有名大学卒の頭の良い人達がいて、ロジカルな回答とそれに沿う結果をだすように求められます。根性論ではないのです。

合理的に効率的に結果を出すこと。

それだけを求めてきます。頭の回転と行動力、語学力がとにかく必要です。

僕はここ数ヶ月で7kg痩せました。不眠とストレスです。考え続けているので毎日頭痛です。鬱も患っています。外資系で鬱なんて当たり前のようにいます。みんな自分の目標が達成できるまで全力疾走です。

お金をとるか健康をとるか。

でも僕は思います。辛いけど、大きな経験が積めますし、転職先は世界中にあるのです。

 

外資系で3年いるとベテラン

外資系は出入りが激しいです。ブラックだからではなく、みな長居するつもりはないのだと思います。キャリアアップのステップにする人は必要な経験を積んだらスパッと辞めて次の会社へ行く。プレッシャーに負けた人は逃げるようにいなくなる。成果が残せない人は居場所がなくなりクビになる。様々な理由はありますが3年いればベテランです。

3年いて職位が上がらない場合は、もう諦めた方がいいです。そんなに甘い場所ではありません。

僕のいる会社は1年毎に査定がありますが、僕は幸い毎年職位があがっているので3年目の今はマネージャー。今のところは非常に上手くいっている社員なのだと思います。でも、常に全力疾走で息苦しい毎日です。

本社やマネジメントから評価されているのも理解してます。部下に頼られているのも、クライアントから評価されているのも知っています。これは喜ぶところなのでしょうね。でも、いつこれが終わってしまうのか、終わればクビになってしまうという恐怖に常に追いかけられている感覚で走り抜けているような気持ちです。

3年残れば大したものです。

外資系は多国籍

僕の会社は国内の外資系なので日本人と外国人比率は7:3くらいです。外国人も片言ながらも日本語は出来るのですが、細かな話になると英語を使います。

外資系ならではでしょうが、異文化の集まりなのでとにかく意志疎通が大変です。約束は守らないし、平気で嘘をつく、日本人以上に短気なアジア人など、はっきりいって面倒くさいです。

英語も大事ですが、分かりやすく伝える能力は外資系では特に大事だと感じます。日本人特有の言葉の含みを捉えてとか、空気読んでは通じませんから、とにかく明確にが大事です。